わき汗のボツリヌストキシン注射|重度腋窩多汗症の保険適用条件と自由診療との違い
制汗剤を使ってもわき汗が多い、汗ジミが気になって着る服を選んでしまうなど、わき汗に悩んでいる方は少なくありません。
わき汗には、A型ボツリヌス毒素製剤を注射し、発汗を抑える治療があります。
ただし、わき汗が多い方すべてに健康保険が適用されるわけではありません。
重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合は、注射治療が保険適用になることがあります。
この記事では、わき汗の注射治療が保険適用になる条件や自由診療との違い、効果や持続期間、副作用、ほかの治療方法について解説します。
みやまクリニック形成外科・美容皮膚科では、わき汗の症状や日常生活への支障を確認したうえで、一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
福岡南部・筑後エリアでわき汗や多汗症にお悩みの方はご相談ください。
この記事でわかること
- わき汗の注射治療の仕組み
- 保険適用になる条件(原発性腋窩多汗症の診断基準とHDSS)
- 保険診療と自由診療の違い
- 効果の持続期間・痛み・副作用
- わき汗の注射以外の治療法と受診先
わき汗の注射治療とは?A型ボツリヌス毒素で発汗を抑える治療

わき汗の注射治療は、A型ボツリヌス毒素製剤をわきに注射し、発汗を抑える治療です。
汗腺そのものを取り除くのではなく、神経から汗腺へ送られる発汗の指令を一時的に弱めることで、汗の量を減らします。
みやまクリニック形成外科・美容皮膚科では、「ボツリヌストキシン注射」という名称で行っています。
効果は永久ではなく、一定期間が経過すると徐々に発汗が戻ってきます。
アセチルコリンの放出を抑えて汗腺への指令を弱める
わき汗は、交感神経から分泌されるアセチルコリンが汗腺へ発汗の指令を送ることで生じます。
A型ボツリヌス毒素製剤は、アセチルコリンの放出を抑え、汗腺への指令を弱めます。
その結果、エクリン汗腺からの発汗を一時的に減らす効果が期待できます。
ただし、汗腺そのものを取り除く治療ではないため、時間の経過とともに発汗は徐々に戻ります。
わき汗の注射治療が保険適用になる条件

わき汗が多いというだけで、注射治療が保険適用になるわけではありません。
保険適用の対象となるのは、重度の原発性腋窩多汗症と診断され、外用薬などの局所治療を行っても十分な効果が得られない場合です。
原発性腋窩多汗症の診断基準や日常生活への支障の程度などを確認し、保険適用になるかどうかを医師が判断します。
保険適用になるのは「重度の原発性腋窩多汗症」
原発性腋窩多汗症とは、明らかな原因がないにもかかわらず、わきに過剰な発汗がみられる状態です。
病気や薬剤などが原因となって汗が増える続発性多汗症とは区別されます。
A型ボツリヌス毒素製剤による注射治療は、重度の原発性腋窩多汗症が保険適用の対象です。
ただし、重症度だけで決まるわけではなく、診断基準やこれまでに受けた治療なども確認したうえで医師が判断します。
原発性腋窩多汗症の診断基準をチェック
原発性局所多汗症は、明らかな原因がない過剰な局所性発汗が6か月以上続き、以下の6項目のうち2項目以上に当てはまる場合に診断されます。
原発性局所多汗症のチェックリスト
- 25歳以下で発症した
- 左右対称に発汗がみられる
- 睡眠中は発汗が止まっている
- 週1回以上、多汗の症状がある
- 家族にも同じような症状がある
- 発汗によって日常生活に支障がある
明らかな原因のないわき汗が6か月以上続き、上記のうち2項目以上に当てはまる場合は、原発性腋窩多汗症の可能性があります。
ただし、チェックリストだけで自己診断せず、医療機関で診察を受けましょう。
HDSSで3・4に該当する「重度」が保険適用の目安
原発性腋窩多汗症の重症度を判断する際には、HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale)という指標が用いられます。
HDSSは、汗の量そのものではなく、発汗によって日常生活にどの程度支障が生じているかを4段階で評価するものです。
A型ボツリヌス毒素製剤による保険診療では、HDSS3・4にあたる重度の症状が一つの目安となります。
| HDSS | 日常生活への支障の程度 | 保険適用の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 発汗は気にならず、日常生活に支障がない | 対象外 |
| 2 | 発汗は我慢できるが、ときどき日常生活に支障がある | 対象外 |
| 3 | 発汗はほとんど我慢できず、頻繁に日常生活に支障がある | 重度・対象の目安 |
| 4 | 発汗は我慢できず、常に日常生活に支障がある | 重度・対象の目安 |
HDSSが3・4に該当するだけで自動的に保険適用になるわけではありません。
原発性腋窩多汗症の診断基準やこれまでの治療歴なども含めて、医師が総合的に判断します。
外用薬などの治療で十分な効果が得られないことも条件
重度の原発性腋窩多汗症であっても、最初からA型ボツリヌス毒素製剤による注射治療を行うとは限りません。
保険適用となるA型ボツリヌス毒素製剤は、外用薬などの局所治療を行っても十分な効果が得られない重度の原発性腋窩多汗症が対象です。
原発性腋窩多汗症では、外用抗コリン薬などの治療が選択肢となり、効果を確認しながら次の治療を検討します。
これまで受けた治療やその効果も医師へ伝え、注射治療が適しているか相談しましょう。
わき汗注射の保険診療と自由診療の違い
わき汗への注射治療は、保険適用の条件を満たす場合と自由診療で受ける場合で、費用の決まり方や治療の位置づけが異なります。
保険診療では健康保険の自己負担割合に応じた費用となり、3割負担の場合はおおよそ2万円前後が一つの目安です。
一方、自由診療では医療機関ごとに料金が設定されています。
実際にかかる費用は診察内容や医療機関によって異なるため、受診前に確認しておきましょう。
保険診療では自己負担割合に応じた費用になる
重度の原発性腋窩多汗症と診断され、保険適用の条件を満たした場合は、A型ボツリヌス毒素製剤による注射治療を保険診療で受けられます。
費用は健康保険の自己負担割合によって異なり、3割負担の場合はおおよそ2万円前後が目安です。
このほか、初診料や再診料などがかかる場合があります。
具体的な自己負担額は診療内容などによって異なるため、受診する医療機関へ確認しましょう。
保険適用にならない場合は自由診療となる
保険適用の条件を満たさない場合でも、自由診療でわき汗の注射治療を受けられる場合があります。
軽度のわき汗を抑えたい場合や、美容・エチケット目的で治療を希望する場合などが該当します。
自由診療では健康保険が使えず、料金は医療機関ごとに設定されています。
治療を受ける前に、施術料金だけでなく診察料や麻酔代など別途必要な費用がないか確認しておきましょう。
保険診療と自由診療の違いを比較
保険診療と自由診療の主な違いは以下のとおりです。
| 比較項目 | 保険診療 | 自由診療 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 保険適用の条件を満たす重度の原発性腋窩多汗症 | 保険適用の条件を満たさないわき汗、美容目的など |
| 治療の位置づけ | 疾患に対する治療 | 希望に応じて行う治療 |
| 保険適用の条件 | 診断基準や重症度、これまでの治療歴などを確認 | 保険診療のような適用条件はない |
| 費用の目安 | 3割負担の場合、おおよそ2万円前後 | 医療機関ごとに設定 |
| 費用の決まり方 | 健康保険の自己負担割合に応じる | 全額自己負担 |
保険適用になるかどうかは、わき汗の量だけでは判断できません。
症状の重さや日常生活への支障、これまでに受けた治療などを確認したうえで、医師が判断します。
わき汗への注射はいつから効く?効果の持続期間
わき汗への注射は、施術直後から効果が完成する治療ではありません。
注射後2~3日程度から徐々に発汗量の変化を感じ始め、1~2週間程度で効果がピークに達します。
その後は一定期間効果が続き、時間の経過とともに徐々に発汗が戻っていきます。
効果が現れる時期や持続期間には個人差があります。
効果は注射後2~3日程度から現れ始める
注射直後にわき汗が完全に止まるわけではありません。
一般的には、施術後2~3日程度から徐々に発汗量が減り始め、1~2週間程度で効果がピークに達します。
効果が現れる時期には個人差があるため、施術直後に変化を感じなくても焦らず経過をみましょう。
効果は通常4~9か月程度持続する
重度原発性腋窩多汗症に対する注射治療の効果は、通常4~9か月程度持続するのが目安です。
ただし、効果は永久ではなく、時間の経過とともに徐々に発汗が戻ってきます。
持続期間には個人差があり、症状や体質などによっても異なります。
効果が薄れてきたら再治療を検討する
再びわき汗が気になり始めた時期が、再治療を検討する一つの目安です。
前回の治療でどの程度効果が続いたかを確認しながら、次回の治療時期を検討します。
効果が弱いと感じても短期間に自己判断で追加注射を受けず、再治療の時期については医師へ相談しましょう。
わき汗注射の施術方法・痛み・ダウンタイム
わき汗への注射は、大きな切開を伴わない治療です。
診察で発汗する範囲を確認し、わきの複数箇所へ少量ずつ注射します。
重度の原発性腋窩多汗症では、片わきあたり約50単位を10~15か所に分けて浅く注射し、両わきで合計100単位を使用するのが目安です。
施術時間は5~10分程度で、注射時に痛みを感じる場合があります。
ダウンタイムは比較的短いものの、一時的な赤みや内出血が生じることがあります。
わきの発汗する範囲へ少量ずつ注射する
施術前に診察でわき汗が出る範囲を確認し、必要に応じて発汗する部分をマーキングします。
重度の原発性腋窩多汗症では、承認された用法・用量に従い、片わきあたり約50単位を10~15か所に分けて浅く注射します。
両わきでは合計100単位が目安です。
施術時間は5~10分程度で、大きな切開は必要ありません。
注射時にはチクッとした痛みを感じることがある
わきの複数箇所へ注射するため、施術中にチクッとした痛みを感じることがあります。
痛みの感じ方には個人差があります。
医療機関によっては、冷却や麻酔クリームなどで痛みに配慮する場合があります。
注射の痛みが不安な方は、施術前に相談しておきましょう。
ダウンタイムは比較的短い
わき汗への注射は大きな傷を伴わないため、日常生活への影響は比較的抑えやすい治療です。
施術後は、一時的に赤みや内出血などが生じる場合があります。
具体的な副作用については、次の章で詳しく解説します。
入浴や運動など施術後の過ごし方については、医療機関の指示に従いましょう。
わき汗注射の副作用・受けられない人
わき汗への注射では、注射部位に赤みや腫れ、痛み、内出血などが生じる場合があります。
また、頻度は低いものの、ボツリヌス毒素製剤による全身性の副作用やアレルギー反応が起こる可能性もあります。
妊娠中の方や特定の持病がある方などは治療を受けられない場合があるため、持病や服用中の薬は施術前に必ず医師へ伝えましょう。
赤み・腫れ・痛み・内出血が生じる場合がある
注射した部分に、一時的な赤みや腫れ、痛みが生じる場合があります。
また、注射針が毛細血管に触れると、内出血が起こることもあります。
多くは一時的な症状ですが、強い痛みや腫れが続く場合、症状が悪化する場合は施術を受けた医療機関へ相談しましょう。
まれに重い副作用が生じる可能性がある
頻度は低いものの、ボツリヌス毒素製剤の作用によって全身の筋力低下などが生じる可能性があります。
また、アレルギー反応が起こる場合もあります。
呼吸が苦しい、飲み込みにくいなどの異常を感じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
わき以外の汗が増える「代償性発汗」は起こりにくい
多汗症の治療では、「わき汗を抑えると、ほかの部位の汗が増えるのでは」と心配する方もいます。
わきへのボツリヌス毒素注射は、注射した部分の神経から汗腺への指令を局所的に抑える治療です。
そのため、交感神経を遮断する手術でみられるような、ほかの部位の発汗が増える代償性発汗は起こりにくいとされています。
ただし、治療後の発汗について気になる変化がある場合は医師へ相談しましょう。
妊娠中や神経筋疾患がある人などは治療できない場合がある
妊娠中または妊娠している可能性がある方や、授乳中の方は治療を受けられない場合があります。
また、重症筋無力症などの神経筋疾患がある方や、過去にボツリヌス毒素製剤でアレルギーを起こしたことがある方も注意が必要です。
服用中の薬によっては治療に影響する場合があるため、処方薬や市販薬、サプリメントを含め、使用しているものは問診時に医師へ伝えましょう。
自己判断で薬を中止せず、治療を受けられるかどうか医師の判断を受けることが大切です。
わき汗を止める方法は注射だけではない|腋窩多汗症の主な治療
腋窩多汗症の治療には、ボツリヌス毒素注射以外にも外用薬や内服薬などの選択肢があります。
まず外用薬による治療を行い、十分な効果が得られない場合に注射など次の治療を検討することがあります。
症状の重さやこれまでの治療歴によって適した方法は異なるため、医師と相談しながら治療方法を選びましょう。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、原発性腋窩多汗症では外用抗コリン薬やボツリヌス毒素注射などが治療選択肢として示されています。
外用抗コリン薬
原発性腋窩多汗症には、保険適用の外用抗コリン薬があります。
代表的な薬剤は、エクロックゲル5%(一般名:ソフピロニウム臭化物)と、ラピフォートワイプ2.5%(一般名:グリコピロニウムトシル酸塩水和物)です。
いずれもわきに使用し、汗腺に発汗の指令を伝えるアセチルコリンの働きを抑えることで、発汗量を減らします。
原発性腋窩多汗症では、まず外用抗コリン薬による治療を検討する場合があります。
塩化アルミニウム外用や内服薬
塩化アルミニウム製剤も、発汗を抑える目的で使用されることがあります。
ただし、原発性腋窩多汗症に対する塩化アルミニウム外用は保険適用外です。
内服薬では、プロ・バンサイン(一般名:プロパンテリン臭化物)が多汗症に使用され、保険適用があります。
内服抗コリン薬では、口の渇きなどの副作用が生じる場合があるため、医師の指示に従って使用することが大切です。
注射・機器治療・手術などから症状に合わせて選ぶ
外用薬などで十分な効果が得られない重度の原発性腋窩多汗症では、A型ボツリヌス毒素製剤による注射治療が選択肢になります。
そのほか、マイクロ波を利用して汗腺に熱を加えるミラドライなどの機器治療や、重症例では交感神経遮断術などの手術が検討される場合もあります。
マイクロ波治療は保険適用外で、ガイドラインでは既存治療で十分な効果が得られない場合に検討する選択肢とされています。
また、交感神経遮断術では代償性発汗が生じる可能性があるため、十分な説明を受けたうえで慎重に検討する必要があります。
ミラドライや手術が選択肢になる場合もありますが、対応状況は医療機関によって異なります。
腋窩多汗症の主な治療方法を比較
治療ごとの特徴を比較すると、以下のようになります。
| 治療方法 | 効果の持続 | 保険適用 | ダウンタイム | 費用感 |
|---|---|---|---|---|
| 外用抗コリン薬(エクロックゲル・ラピフォートワイプ) | 使用を続けて発汗を抑える | あり | 基本的になし | 自己負担割合に応じる |
| 内服薬(プロ・バンサイン) | 服用中に発汗を抑える | あり | 基本的になし | 自己負担割合に応じる |
| A型ボツリヌス毒素注射 | 通常4~9か月程度 | 重度の原発性腋窩多汗症ではあり | 比較的短い | 3割負担ではおおよそ2万円前後が目安 |
| 機器治療(ミラドライなど) | 持続的な減汗効果が期待される | なし | 腫れや痛みなどが生じる場合がある | 自由診療で比較的高額になりやすい |
| 手術 | 長期的な効果が期待される | 術式や適応による | 注射や外用薬より長くなりやすい | 術式や保険適用の有無によって異なる |
※治療効果やダウンタイムには個人差があります。
どの治療が適しているかは、汗の程度だけでなく、日常生活への支障やこれまでの治療効果、副作用のリスクなども踏まえて判断します。
多汗症は何科を受診する?わき汗が多い場合は医療機関へ相談しよう
わき汗が多く、仕事や学校、日常生活に支障が出ている場合は、医療機関へ相談しましょう。
多汗症は皮膚科などが主な受診先ですが、形成外科などでも診断や治療に対応している場合があります。
また、急に汗が増えた場合や、わき以外にも大量の汗をかく場合は、原発性腋窩多汗症ではなく、ほかの病気や薬の影響による続発性多汗症の可能性もあります。
原発性腋窩多汗症は皮膚科など多汗症を診療する医療機関へ
原発性腋窩多汗症は、皮膚科など多汗症の診療に対応している医療機関で診断や治療を受けられます。
形成外科などでも、多汗症の診療や注射治療に対応している医療機関があります。
ただし、対応できる治療方法は医療機関によって異なるため、保険診療による注射治療を希望する場合は、事前に診療内容を確認しておくと安心です。
受診先に迷った場合は、医療機関の公式サイトなどで多汗症治療への対応状況を確認しましょう。
急に汗が増えた場合はほかの病気が隠れていないか確認する
これまで気にならなかったのに急に大量の汗をかくようになった場合は、続発性多汗症の可能性があります。
特に、片側だけ汗が多い、睡眠中にも大量に汗をかく、わきだけでなく全身に多量の汗をかくといった場合は注意が必要です。
続発性多汗症は、甲状腺機能亢進症など甲状腺の働きが高まる病気や糖尿病、更年期に伴う変化、服用している薬の影響などによって起こる場合があります。
急に汗の量が増えた場合は自己判断せず、原因を確認するためにも医療機関を受診しましょう。
みやまクリニック形成外科・美容皮膚科でも、わき汗や多汗症について相談できます。
福岡南部・筑後エリアでわき汗・多汗症に悩んでいる方はみやまクリニック形成外科・美容皮膚科へ

みやまクリニック形成外科・美容皮膚科では、わき汗(多汗症)に対するボツリヌストキシン注射を行っています。
診察では、わき汗の状態や日常生活への影響などを確認したうえで、治療が適しているか判断します。
施術時間は5~10分程度が目安で、注射時の痛みが不安な場合は、別途2,200円(税込)で麻酔クリームを使用できます。
なお、当院のわき汗へのボツリヌストキシン注射は自由診療です。
料金は、A型ボツリヌストキシン製剤がワキ100単位88,000円(税込)、韓国製製剤がワキ100単位44,000円(税込)です。
施術後2週間以内の無料追加注入制度がありますが、ワキへの注射は対象外となります。
詳しい治療内容や料金については、ボツリヌストキシン注射の施術ページをご覧ください。
柳川市・大牟田市・筑後市・八女市・久留米市など、福岡南部・筑後エリアでわき汗や多汗症にお悩みの方は、みやまクリニック形成外科・美容皮膚科へご相談ください。
わき汗の注射治療に関するよくある質問

わき汗の注射治療について、保険適用や効果、痛み、ほかの治療方法との違いなど、よくある疑問に回答します。
わき汗の注射は誰でも保険適用になりますか?
誰でも保険適用になるわけではありません。
重度の原発性腋窩多汗症と診断され、外用薬などの治療を行っても十分な効果が得られない場合などが対象となります。
診断基準やHDSSによる重症度、これまでの治療歴などを確認したうえで、医師が保険適用の可否を判断します。
重度の原発性腋窩多汗症とはどの程度ですか?
重度の原発性腋窩多汗症とは、わき汗によって日常生活に頻繁または常に支障がある状態です。
HDSSでは3・4が重度の目安となります。
単純な汗の量だけでなく、仕事や学校、服装、人付き合いなど日常生活への影響も確認します。
わき汗の注射はどのくらい効果が続きますか?
重度原発性腋窩多汗症に対する注射治療の効果は、通常4~9か月程度が目安です。
ただし、持続期間には個人差があります。
時間の経過とともに徐々に発汗が戻ってくるため、再び汗が気になった場合は再治療について医師へ相談しましょう。
わき汗の注射はいつから効果が出ますか?
一般的には、注射後2~3日程度から徐々に発汗量の変化を感じ始めます。
1~2週間程度で効果がピークに達するのが目安です。
効果の現れ方には個人差があるため、施術直後に変化がなくても焦らず経過をみましょう。
わきへの注射は痛いですか?
わきの複数箇所へ注射するため、施術中にチクッとした痛みを感じる場合があります。
痛みの感じ方には個人差があります。
痛みが不安な場合は、冷却や麻酔クリームなどの対応が可能か事前に医療機関へ相談しましょう。
わき汗の注射をすると汗が完全に出なくなりますか?
わき汗の注射は発汗を抑える治療ですが、必ず完全に汗が出なくなるわけではありません。
効果には個人差があります。
過剰な発汗を減らし、日常生活への支障を軽減することを目指す治療です。
注射をするとほかの部位の汗が増えますか?
わきへのボツリヌス毒素注射は、注射した部分の発汗を局所的に抑える治療です。
そのため、交感神経を遮断する手術でみられるような、ほかの部位の汗が増える代償性発汗は起こりにくいとされています。
治療後に発汗の変化が気になる場合は、医師へ相談しましょう。
わき汗の注射は何回受ける必要がありますか?
1回の治療でも一定期間の効果が期待できます。
ただし、効果は永久ではないため、時間の経過とともに発汗は徐々に戻ります。
再びわき汗が気になる場合は、前回の効果や持続期間を確認しながら再治療の時期を医師と相談します。
多汗症は何科を受診すればよいですか?
多汗症は、皮膚科など多汗症の診療に対応している医療機関が主な受診先です。
形成外科などでも診断や治療に対応している場合があります。
保険診療による治療を希望する場合は、対応しているか事前に確認しておきましょう。
わき汗の注射でワキガのにおいも改善しますか?
多汗症とワキガは同じ病気ではありません。
わき汗の注射は主に発汗を抑える治療で、ワキガのにおいにはアポクリン汗腺が関係しています。
汗の量が減ることで蒸れなどが軽減する場合はありますが、ワキガそのものを治療する目的の注射ではありません。
わき汗の注射とミラドライはどちらがよいですか?
どちらが適しているかは、症状の程度や希望する効果、ダウンタイム、費用などによって異なります。
ボツリヌス毒素注射は大きな切開を伴わず、効果は一定期間続いたあと徐々に薄れていきます。
一方、ミラドライはマイクロ波で汗腺に熱を加える自由診療の機器治療で、より長期的な減汗効果が期待される場合があります。
それぞれ特徴が異なるため、治療歴や希望を踏まえて医師と相談して選びましょう。
まとめ|重度の原発性腋窩多汗症ではわき汗の注射が保険適用になる場合がある
A型ボツリヌス毒素注射は、神経から汗腺へ送られる発汗の指令を抑え、わき汗を減らす治療です。
重度の原発性腋窩多汗症と診断され、保険適用の条件を満たした場合は、注射治療を保険診療で受けられることがあります。
保険適用になるかどうかは、原発性腋窩多汗症の診断基準やHDSSによる重症度、これまでの治療歴などを確認したうえで医師が判断します。
条件を満たさない場合は、自由診療で治療を受ける選択肢があります。
注射の効果は永久ではなく、通常4~9か月程度が目安です。
また、腋窩多汗症には外用薬や内服薬など、注射以外の治療方法もあります。
福岡南部・筑後エリアでわき汗や多汗症にお悩みの方は、みやまクリニック形成外科・美容皮膚科へご相談ください。