フォトフェイシャルの脱毛効果はどこまで?顔脱毛との違い・順番を解説
「フォトフェイシャルを続けていたら産毛が薄くなった気がする」「それなら顔脱毛は受けなくてもいいのでは」と感じたことはありませんか。
フォトフェイシャルに脱毛効果があるのは事実ですが、その効果には明確な限界があり、医療脱毛の代わりにはなりません。
この記事では、みやまクリニック形成外科・美容皮膚科が、フォトフェイシャルの脱毛効果の仕組みと限界、医療脱毛との違い、併用するときの順番と間隔について解説します。
この記事でわかること
- フォトフェイシャルに脱毛効果がある理由と、その限界
- 産毛にどこまで効果が出るのか
- IPLと医療レーザー脱毛の違い(仕組み・目的・料金の比較表)
- 顔脱毛と併用するときの順番と、空けるべき間隔
- 当院で実際にどう進めるか
結論:フォトフェイシャルの脱毛効果は「産毛がやや細くなる程度」にとどまります

フォトフェイシャルの光(IPL)が毛のメラニン色素にも反応するため、副次的な減毛効果が生じます。
ただしフォトフェイシャルは美肌を目的に出力を設定している治療のため、期待できるのは産毛がやや細くなる、肌のざらつきが軽くなるといった範囲の変化です。
顔の毛をしっかり減らしたい場合は、脱毛を目的とした医療脱毛機による照射のほうが適しています。
顔脱毛と併用する場合の順番は「顔脱毛を先に進め、その後にフォトフェイシャルを重ねる」が基本です。
そして両者を同じ日にまとめて受けることは推奨されておらず、一般的には1ヶ月程度の間隔を空けるのが目安とされています。
効果の出方には個人差があり、適切な間隔も肌の状態によって変わるため、実際の計画は医師の診察で決めることが大切です。
フォトフェイシャルに脱毛効果があるのはなぜ?

まず、なぜ美肌治療であるフォトフェイシャルで毛が薄くなるのか、その仕組みから整理します。
IPLの光が毛のメラニン色素にも反応するから
フォトフェイシャルで使用するIPL(Intense Pulsed Light)は、単一ではなく幅広い波長を含んだ光です。
この光はシミの原因となるメラニン色素に吸収されると熱に変わり、色素にはたらきかけます。
毛にも同じメラニン色素が含まれているため、照射した光の一部は毛や毛根にも吸収されて熱に変わります。
その熱が毛をつくる組織に伝わることで、毛が細くなったり、生えるスピードが遅くなったりする変化が起こります。
つまり脱毛効果は狙って出しているものではなく、シミやくすみへの治療に付随して生じる副次的な反応です。
期待できるのは「減毛」であって「永久脱毛」ではない
フォトフェイシャルは、あくまで肌の色ムラや赤みを整えることを目的に出力を設定しています。
毛を減らすことを目的とした医療脱毛機と比べると、毛根に届くエネルギーは弱くなります。
そのため得られるのは減毛の範囲にとどまり、毛が生えてこなくなる状態を目指す治療ではありません。
当院で使用しているフォトフェイシャル機器「ステラM22」も厚生労働省の薬事承認を受けたIPL機器ですが、位置づけはあくまで美肌治療です。
機器の特徴や悩み別の効果については「フォトフェイシャル(ステラM22)」のページで詳しくご紹介しています。
フォトフェイシャルの脱毛効果は産毛にどこまで出る?

「フォトフェイシャル 産毛」で調べる方が多いように、実際に気になるのは顔の産毛への効果だと思います。
産毛はメラニンが少なく、IPLが反応しにくい
IPLはメラニン色素に反応する光のため、色が濃く太い毛ほど熱が集まりやすく、色が薄く細い毛ほど反応しにくくなります。
そのため「産毛がツルツルになる」というより、「伸びるのが遅くなった」「触ったときのざらつきが減った」と感じる程度の変化が中心になります。
鼻の下や口まわりなど比較的毛が濃い部分では変化を感じやすく、頬など産毛が薄い部分では変化がわかりにくい、という部位差も出やすい点です。
しっかり減らしたいなら医療脱毛という選択になる
顔の産毛を計画的に減らしたい場合は、毛のメラニンに合わせた波長と出力で照射する医療脱毛が適しています。
当院の医療脱毛機「スプレンダーX」は、アレキサンドライト(755nm)とYAG(1064nm)の2波長を同時に照射できる厚生労働省認可の機器です。
最大27mmの大口径スポットを備えており、顔のように細かい部位でも照射の効率を保ちやすい設計です。
照射面を-10℃に冷却しながら当てるため、痛みは従来機の約50%に軽減されています。
機器の詳細は「スプレンダーX(医療脱毛機)」のページをご覧ください。
フォトフェイシャルと医療脱毛の違いを比較
違いを一覧にすると、次のように整理できます。
| フォトフェイシャル(IPL) | 医療脱毛(レーザー) | |
|---|---|---|
| 当院の機器 | ステラM22 | スプレンダーX |
| 光の性質 | 幅広い波長を含んだ光 | 単一波長のレーザー(当院は755nmと1064nmの2波長を同時照射) |
| 主な目的 | シミ・そばかす・赤み・くすみなどの美肌治療 | 毛を減らすこと |
| 毛への作用 | 副次的な減毛(産毛が細くなる程度) | 毛のメラニンに狙いを定めた照射 |
| 濃い毛への効果 | 期待しにくい | 対応しやすい |
| 肌悩みへの効果 | 期待できる | 毛を減らすことが目的 |
| 回数の目安 | 効果を安定させる目安は1ヶ月に1回のペースで5回程度 | 毛周期に合わせて複数回(当院は5回コースをご用意) |
| 当院の料金(顔全体・税込) | 1回 29,700円/5回 118,000円 | 1回 27,500円/5回 110,000円(女性の顔脱毛) |
表からわかるとおり、当院では顔全体のフォトフェイシャルと女性の顔脱毛の料金に大きな差はありません。
つまり「フォトフェイシャルのほうが安く済むから脱毛代わりに使う」という考え方は、費用面でも合理的とはいえません。
毛を減らしたいなら医療脱毛、肌の色ムラや赤みを整えたいならフォトフェイシャル、という目的別の選び分けが基本になります。
照射回数や通う頻度の考え方は「フォトフェイシャルは何回通えばいい?回数・頻度の目安を詳しく解説」で詳しくご説明しています。
フォトフェイシャルと顔脱毛は併用できる?間隔はどのくらい?
フォトフェイシャルと顔脱毛は、併用することが可能な施術です。
シミやくすみといった肌悩みと、顔の産毛の両方が気になる方にとって、組み合わせて受けられる点は大きな利点といえます。
ただし、同じ日にまとめて受けることは基本的に推奨されていません。
同じ日に受けられない理由
フォトフェイシャルと顔脱毛は、いずれも光やレーザーによる熱の刺激を肌に与える施術です。
同日に重ねて照射すると、同じ部位の肌に短時間で熱が集中し、過度に敏感な状態になりやすくなります。
その結果、赤みやヒリつき、炎症といった肌トラブルが起こる可能性が高まります。
どのくらい間隔を空けるか
一般的には、1ヶ月程度の間隔を空けて受けるのが目安とされています。
ただし適切な間隔は、肌質・そのときの肌の状態・使用した出力によって変わります。
当院では医師が肌の状態を診察したうえで、次の照射までにどのくらい空けるかを個別に判断しています。
赤みが残っている、乾燥が強いといった状態であれば、予定していた日程を後ろにずらしてご案内する場合もあります。
照射後にどのような症状が出やすいかについては「フォトフェイシャルのダウンタイムで後悔しない!症状とケアのポイントを解説」をご覧ください。
どちらを先に受けるべき?順番の考え方
併用する場合におすすめの順番は、顔脱毛を先に進め、その後にフォトフェイシャルを重ねていく流れです。
理由は、顔に産毛が多く残った状態では、フォトフェイシャルの光が毛に吸収されて分散してしまい、肌に届くエネルギーが不安定になりやすいためです。
先に脱毛で目立つ毛や量の多い毛を減らしておくことで、光が肌表面に均一に届きやすくなります。
ただし、シミや赤みの改善を急ぎたい場合や、もともと産毛が薄い場合は、フォトフェイシャルを先行させたほうが目的に合うこともあります。
当院では初診時に肌と毛の状態を確認したうえで、どちらから始めるかを含めて治療の順番をご提案しています。
併用するメリット
順番と間隔を守って併用すると、それぞれを単独で受けるよりも得られるものがあります。
光が肌に届きやすくなる
顔の産毛が減ることで、フォトフェイシャルの光が毛に遮られたり分散したりしにくくなります。
その結果、シミやくすみに対する反応が安定しやすくなります。
自己処理の回数が減り、肌の負担が軽くなる
顔脱毛を進めると、カミソリやシェーバーによる自己処理の頻度が減っていきます。
摩擦や小さな傷が減ることで、肌のコンディションが整いやすくなります。
肌が安定していれば、フォトフェイシャル後の赤みや刺激も出にくくなり、治療を継続しやすくなります。
みやまクリニック形成外科・美容皮膚科での進め方

当院はフォトフェイシャルと医療脱毛の両方に対応しており、医療脱毛は年間500件以上の実績があります。
担当する医師は日本形成外科学会専門医および日本レーザー医学会専門医で、診察のうえで照射設定を決定します。
初診は照射をせず、肌を見るところから始めます
初診はトータルで1時間半から2時間ほどお時間をいただいています。
洗顔チェックと肌診断機「レビュー」での撮影に約30分、スタッフによるカウンセリングに約30分をかけ、そのうえで医師が診察し治療方針を決定します。
フォトフェイシャルの照射は後日となるため、初診当日に照射することはありません。
なおフォトフェイシャルはダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにスキンケアメイクをしてお帰りいただけます。
料金(税込)
フォトフェイシャル(ステラM22)と女性の顔脱毛の料金は次のとおりです。
| フォトフェイシャル ステラM22 | 1回 | 3回 | 5回 |
|---|---|---|---|
| 顔全体 | 29,700円 | 74,250円 | 118,000円 |
| 首 | 27,500円 | 68,750円 | 110,000円 |
| 顔+首 | 44,000円 | 110,000円 | 176,000円 |
| 手の甲 | 16,500円 | 41,250円 | 66,000円 |
| 女性の顔脱毛(スプレンダーX) | 1回 | 5回 | コース後1回 |
|---|---|---|---|
| 顔全体 | 27,500円 | 110,000円 | 22,000円 |
| 頬 | 8,800円 | 35,200円 | 6,600円 |
| 鼻下 | 6,600円 | 26,400円 | 5,500円 |
| あご | 6,600円 | 26,400円 | 5,500円 |
| 額 | 8,800円 | 35,200円 | 6,600円 |
フォトフェイシャルの症例
当院では、広範囲に広がる赤ら顔に対してフォトフェイシャルを3回行った症例(費用 74,250円・3回)や、頬の赤みとニキビ跡に対して3回行った症例(費用 74,250円・3回)をご紹介しています。
副作用・リスクとして、施術後の赤み、熱感、乾燥、一時的なシミの濃化があり、稀に色素沈着や火傷、水ぶくれが生じる可能性があります。
効果の出方や経過には個人差があります。
よくある質問
フォトフェイシャルの脱毛効果について、当院でよくいただくご質問をまとめました。
フォトフェイシャルだけで顔脱毛の代わりになりますか?
代わりにはなりません。
フォトフェイシャルで期待できるのは産毛がやや細くなる程度の減毛で、毛を計画的に減らす目的には医療脱毛のほうが適しています。
フォトフェイシャルと顔脱毛は同じ日に受けられますか?
同日の照射は推奨していません。
同じ部位に熱刺激が集中し、赤みや炎症が起こりやすくなるため、日を分けてお受けいただいています。
どのくらい間隔を空ければよいですか?
一般的な目安は1ヶ月程度です。
ただし肌の状態によって変わるため、当院では医師が診察したうえで次回までの間隔を判断しています。
どちらを先に受けるべきですか?
基本は顔脱毛を先に進め、毛量が落ち着いてからフォトフェイシャルを重ねる順番です。
シミや赤みの改善を優先したい場合は、フォトフェイシャルから始めることもあります。
顔脱毛の期間中にフォトフェイシャルを受けても問題ありませんか?
間隔を空ければ、脱毛のコース中にフォトフェイシャルを受けていただくことは可能です。
前回の照射内容と肌の状態を確認しながらスケジュールを組みますので、カウンセリングの際にご相談ください。
まとめ|フォトフェイシャルの脱毛効果は限定的、目的で選び分けを
フォトフェイシャルの脱毛効果は、IPLが毛のメラニンにも反応することで生じる副次的なものです。
期待できるのは産毛がやや細くなる程度の変化で、毛をしっかり減らす目的には医療脱毛のほうが適しています。
当院では顔全体のフォトフェイシャルが1回29,700円、女性の顔脱毛(顔全体)が1回27,500円と料金に大きな差はないため、費用ではなく目的で選び分けることをおすすめします。
併用する場合は、顔脱毛を先に進めてからフォトフェイシャルを重ね、同日ではなく1ヶ月程度の間隔を空けるのが一般的な目安です。
みやまクリニック形成外科・美容皮膚科では、日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会専門医が診察のうえ、フォトフェイシャルと医療脱毛の順番や間隔を含めた治療計画をご提案しています。
フォトフェイシャルと顔脱毛の併用をご検討中の方は、お気軽に当院までご相談ください。
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