シミやくすみの改善を目指す際、ピコトーニングとフォトフェイシャルのどちらを選ぶべきか迷われる方も多いでしょう。
両者はメラニン色素にアプローチする美容治療ですが、使用技術や効果に大きな違いがあります。
本記事では2つの施術の特徴と選び方を詳しく解説します。
最治療法選択はみやまクリニックにご相談ください。
ピコトーニングとフォトフェイシャルの基本的な相違点

美肌治療を検討する際、ピコトーニングとフォトフェイシャルの違いで迷われる方は多いでしょう。
どちらもメラニン色素にアプローチしますが、使用技術や効果には大きな違いがあります。
これら2つの施術の根本的な相違点を解説します。
使用機器の作用原理と光の波長特性
ピコトーニングとフォトフェイシャルの最も重要な相違点は、使用する光の種類と作用メカニズムです。
ピコトーニングの特徴
ピコトーニングは、ピコレーザー機器(ピコシュア、ピコウェイなど)を使用します。
単一波長のレーザー光を極めて短時間(ピコ秒単位)で照射し、直進性の高いエネルギーでメラニン色素に集中的な圧力をかけます。
レーザーの衝撃波によって色素を微細粒子まで粉砕し、体内の代謝で自然排出させる仕組みです。
フォトフェイシャルの特徴
フォトフェイシャルは複数波長を含むIPL(Intense Pulsed Light)を活用します。
M22、ライムライト、ルメッカなどから放出される光は、蛍光灯のように多様な波長が肌表面に降り注ぎ、幅広い光は、メラニン色素だけでなく血管のヘモグロビンや皮膚深層の水分にも同時に働きかけます。
効果の違い
単一波長レーザーは特定ターゲットにピンポイント効果を発揮し、複数波長IPL光はさまざまな肌悩みに包括的にアプローチします。
施術の狙いと目標設定
2つの施術は、治療アプローチと目標が大きく異なります。
ピコトーニングの治療目標
ピコトーニングは特定の肌悩みに対する根治的改善を目指します。
老人性色素斑、そばかす、肝斑などの明確な色素沈着に集中治療を行い、症状の解消を図ります。
肝斑のような難治性色素斑にも安全で効果的な結果が期待でき、治療目標が明確な場合に最適です。
フォトフェイシャルの包括的アプローチ
フォトフェイシャルは肌全体の質的向上を目指します。
シミを薄くするだけでなく、肌のハリ向上、赤ら顔改善、毛穴の改善など多角的な美肌効果を同時に追求します。
低出力での穏やかな施術により、肌負担を最小限に抑えながら総合的な肌質改善が可能です。
治療戦略の違い
ピコトーニングは「特定症状の集中治療」、フォトフェイシャルは「全体的な肌質向上」という異なる治療哲学に基づいています。
どちらを選択するかは個人の肌状態や期待結果によって決まるため、専門医との相談が重要です。
期待する結果に応じた治療法の選択

ピコトーニングとフォトフェイシャルの特性を理解したところで、どちらが自分に適しているかを判断することが重要です。
それぞれ得意とする症状があるため、期待する結果に応じた最適な選択により、満足度の高い治療結果を得ることができます。
ピコトーニングが適している場合
ピコトーニングは特定の色素トラブルに高い効果を発揮します。
対象症状・効果
・明確なシミ、そばかす、老人性色素斑の根本的改善
・肝斑の治療
・特定の色素沈着の除去
1つの波長レーザーを集中照射するため、限定的な症状に高い改善効果を発揮します。
低出力レーザーで肌ダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素に的確にアプローチが可能です。
また、真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンとエラスチンの増生を促進するため肌質改善も期待できます。
適している方
・明確な治療目標がある方
・シミや肝斑を確実に除去したい方
・集中的な治療を希望する方
フォトフェイシャルが適している場合
フォトフェイシャルは幅広い肌悩みに対応できる包括的な治療法です。
1.対象症状・効果
・シミやそばかすの軽減
・くすみやクマの改善
・毛穴の開き、皮膚のたるみや小じわの軽減
・ニキビ跡や赤ら顔の軽減
・毛細血管拡張による肌の赤み
フォトフェイシャルはピコトーニングより幅広い症状に対応可能です。
効果はマイルドですが、広範囲への優しい照射により肌全体の質的向上が期待できます。
特に毛細血管拡張による肌の赤みに適しており、総合的な美肌効果を実感できます。
2.適している方
・シミを薄くして全体的な美肌を目指したい方
・複数の肌悩みを同時に改善したい方
・マイルドで肌負担の少ない治療を希望する方
フォトフェイシャルは肝斑には適用できません。
肝斑悪化の恐れがあるため、肝斑治療にはピコトーニングを選択する必要があります。
また、敏感肌など肌質により希望施術が受けられない場合があるため、事前カウンセリングが重要です。
フォトフェイシャルの施術ならみやまクリニックへ

みやまクリニックのフォトフェイシャルは医療機関専用の「IPL光治療」で、エステの光治療とは異なる確かな効果を提供します。
使用する「ステラM22」は厚生労働省薬事承認済みの安全で効果が確立されたIPL治療機器です。
IPL(優しい光)を照射してメラニン色素やヘモグロビンなど複数のターゲットに同時にアプローチし、シミ、くすみ、そばかす、赤ら顔、ニキビ跡、毛穴の開き、小じわなどさまざまな肌悩みを同時に改善します。
従来のレーザー治療と異なり1つの悩みに特化せず、顔全体の肌質を総合的に向上させます。
ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクが可能です。
みやまクリニックでは1時間のオーダーメイドカウンセリングでお肌としっかり向き合います。
最新の肌診断機による科学的な「見える化」でシミ・くすみ・毛穴・赤みなどの状態を正確に把握し、お悩みの経緯や生活習慣をじっくりヒアリングして個別の治療計画を作成可能です。
波長の異なる6種類のフィルターを搭載したステラM22で、患者様一人一人の肌状態に合わせて光の種類を細かく調整します。
さらに独自の「ダブル照射」で2種類以上のフィルターを組み合わせ、一度の施術でシミと赤み、くすみと毛穴など複数の悩みに同時対応し、より早く高い効果を実感していただけます。
まとめ
ピコトーニングは単一波長レーザーで特定の色素トラブルに集中治療を行い、フォトフェイシャルは複数波長IPL光で幅広い肌悩みに包括的にアプローチします。
肝斑治療にはピコトーニングが適していますが、全体的な肌質向上にはフォトフェイシャルがおすすめです。
みやまクリニックでは一人一人に合わせた最適な治療プランをご提案します。
お気軽にご相談ください。