赤ちゃんの顔にあざ!?慌てる前に知っておきたい種類と治療開始時期

赤ちゃんの顔にあざを発見した瞬間、多くの親御さんが「どうしよう」と不安になることでしょう。

実は、新生児や乳児のあざは珍しいことではなく、種類によって対応方法が大きく異なります。

自然に消えるものもあれば、早期治療が推奨されるケースもあるでしょう。

本記事では、赤ちゃんの顔にできる代表的なあざの種類と特徴、適切な治療開始時期を詳しく解説します。

赤ちゃんの顔のあざを治療するなら、みやまクリニックへお気軽にご相談ください。

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赤ちゃんの顔にできるあざってどのようなあざ?種類を解説

あざ

赤ちゃんの顔にあざを発見すると、多くの親御さんが驚くことでしょう。

実は、新生児や乳児期に現れるあざには複数の種類があり、それぞれ原因や経過が異なります。

赤い色調のものから青い色調のもの、自然に消えるものから治療が必要なものまでさまざまです。

それぞれのあざの特徴を詳しく見ていきましょう。

乳児血管腫(いちご状血管腫)

赤ちゃんの顔や体にいちごのような赤いあざが現れる乳児血管腫は、0.8〜1.7%の頻度で発症する良性腫瘍です。

未熟な毛細血管の増殖が原因で、特に女の子に多く見られます。

生まれてすぐは平らな赤あざですが、生後5〜7週頃から急速に大きくなり、生後5カ月で最大サイズの約80%に達します。

形状は円形や楕円形で、大きさは1センチメートルから10センチメートル以上とさまざまです。

90%以上が7歳頃までに自然に薄くなりますが、痕が残る可能性があるため、現在は早期治療で瘢痕化リスクを軽減することが推奨されています。

単純性血管腫

赤ちゃんの顔にある境界がはっきりした赤いあざが単純性血管腫で、約0.3%と乳児血管腫より珍しい状態です。

真皮の毛細血管が拡張することで赤く見える血管の奇形で、生まれつき存在します。

乳児血管腫と異なり急速な増大はありませんが、幼少期の薄ピンクから赤色の平坦なあざが年齢とともに色濃くなり、厚みやイボ状の膨らみが現れることもあります。

皮膚が薄い1歳未満の乳児期にレーザー治療を開始すると効果が高く、将来の色調や厚みの変化を抑制できるため、早期の治療検討が重要です。

サーモンパッチ

赤ちゃんの顔の中央部分、眉間・おでこ・まぶた・人中にできる境界がはっきりしない平坦な赤いあざがサーモンパッチです。

新生児の20〜30%に見られる「正中部母斑」の一種で、でこぼこしていないため、いちご状血管腫と区別することができます。

遺伝性のあざであり、多くは2〜3歳頃までに自然に消失しますが、一部のお子さんでは成人まで残る場合もあります。

平坦で表面が滑らかなのが特徴的で、泣いたり興奮したりすると一時的に赤みが強くなることがありますが、基本的には経過観察で問題ありません。

ウンナ母斑

赤ちゃんの顔の柔らかい部位や頭頂部、首の後ろに多く見られる盛り上がりのない赤いあざがウンナ母斑です。

正中部母斑の一種で、サーモンパッチと同様に平坦な特徴を持ちます。

サーモンパッチが顔の中央部に現れるのに対し、ウンナ母斑は頭頂部や首筋などの後方部分に好発するのが特徴的です。

多くの場合、生後間もなくから確認できる生まれつきのあざで、約半数のお子さんでは成人になっても残存します。

髪の毛で隠れる部位にできることが多いため、日常生活への影響は少なく、基本的には経過観察となることがほとんどです。

太田母斑

赤ちゃんの顔の片側、額・目の周り・頬などにできる青いあざが太田母斑で、アジア人に多く見られるあざです。

生まれつき存在する場合と幼少期に現れる場合があり、思春期になると色が濃くなって広がる傾向があります。

両側に現れることもありますが、多くは顔の片側に限定されます。

赤いあざとは異なる青色系の色調が特徴的で、自然に消えることはありません。

一般的に遺伝性はないとされており、適切な治療により除去することが可能です。

見た目への影響が大きいため、お子さんの心理面を考慮して治療時期を検討することが重要となります。

赤ちゃんの顔のあざはいつ治療すべき?早期治療がおすすめの理由

赤ちゃんの顔にあざが見つかったとき、いつから治療を始めるべきか悩む親御さんも多いでしょう。

あざの種類によって治療の必要性や開始時期は異なりますが、多くの場合で早期治療が推奨されています。

では、どのようなあざが治療対象となり、なぜ早期治療が良いとされているのでしょうか。

治療を推奨するあざの種類と理由

赤ちゃんの顔にできるあざの中でも、乳児血管腫(いちご状血管腫)、単純性血管腫、太田母斑は特に治療が推奨されます。

乳児血管腫が瞼にできると視力障害を招く可能性があり、鼻・口・首周りでは呼吸を妨げて生命機能に影響する場合があるためです。

隆起型の乳児血管腫を放置すると皮膚のたるみを残すリスクもあります。

単純性血管腫や太田母斑は自然に消えにくく、顔などの衣服で隠せない部位では整容面への配慮が必要です。

これらのあざは早期治療により良好な結果が期待できるため、専門医への相談をおすすめします。

早期治療がおすすめの3つの理由

赤ちゃんの顔のあざ治療は生後3カ月からの早期開始が推奨される理由があります。

まず、乳児期は皮膚が薄くレーザーが効率よく届くため、治療効果が高いです。

成長とともに日焼けの影響でレーザー効果が落ちる可能性があるためです。

次に心理的負担の軽減が挙げられ、物心つく前に治療を終えることでトラウマや病院嫌いを防げます。

最後に治療面積の最小化で、成長に伴いあざも拡大するため、小さいうちに対応すれば照射回数を減らすことが可能です。

これらの理由から、あざを発見したら早めの専門医受診をおすすめします。

赤ちゃんの顔のあざならみやまクリニックへ

赤ちゃんの顔にあざを発見された親御さんには、福岡県みやま市にあるみやまクリニックがおすすめです。

みやまクリニックでは形成外科専門医・レーザー専門医が在籍し、専門的かつ安心な治療体制を整えています。

多くのあざは保険適用でレーザー治療が可能で、Qスイッチルビーレーザーなど国内承認の最新機器を導入し、周囲の組織を傷つけずに効果的な治療を行うことが可能です。

専門スタッフによる丁寧なカウンセリングで、お子さまの病状や治療法を詳しく説明し、個々に合った最適な治療を提案いたします。

みやま柳川ICから車で約7分、JR瀬高駅から徒歩約5分とアクセスも良好で、通いやすい価格設定で継続治療をサポートしています。

まとめ

赤ちゃんの顔にあざを発見しても、慌てずに種類を見極めることが大切です。

乳児血管腫、単純性血管腫、太田母斑などは早期治療により良好な結果が期待できるため、専門医への相談をおすすめします。

1人で悩まず、まずは信頼できる医療機関で適切な診断を受けましょう。

赤ちゃんの顔のあざを治療するなら、みやまクリニックへお気軽にご相談ください。

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